株式投資

【株初心者】銘柄選びの3つのポイント

株を買いたいけど、どの会社の株を買えばいいかわからない!

株式投資初心者であれば誰もが最初に思うことです。

今回はそんな方に向けて、最初に見るべき3つのポイントをご紹介します。

初めて株を買う方はまず、この3つの条件にあてはまる銘柄を探してみましょう

株を買うときの3つのポイント

1.業績が良い
2.PERが低い
3.株価トレンドが良い

この3つを満たしている銘柄は「株価が下がりにくく、上がりやすい」確率が高いといえます。

業績は何となくわかると思いますが、PERと株価トレンド、特にPERは聞いたことがない方もいるかと思いますので、順番に説明していきます。

 

1、業績が良い

「業績」という言葉は、会社勤めされている方なら耳にする機会もあるでしょう。

株式投資では以下の3つの条件が満たされているほど「業績が良い」と言えます。

・売上高と利益が毎年順調に拡大されているか

・直近の業績予想が上方修正されているか

・好調な業績が中長期的に持続できそうか

 

売上高と利益が毎年順調に拡大されているか

こちらは現在僕が保有しているキョウデンという会社の四季報ページです。

僕の保有銘柄、投資成績は別記事で毎週更新しています。

赤枠の「売上高」と「営業利益」が14.3(2014年3月期)から毎年増えているのがわかります。こういった銘柄をまずは見つけてみましょう。

直近の業績予想が上方修正されているか

上は2018年2集(3月発売)、下は2018年3集(6月発売)の四季報です。

赤枠に注目してください。

18.3と19.3の営業利益がともに増えています

18.3は3,000 → 3,040

19.3は3,300 → 4,000(単位:百万円)

業績の上振れがあると、投資家の期待が上がり株が買われやすくなり、株価が上がる可能性が高まります。

※19.3の売上高は減ってしまっています。本当は増えているのが理想ですが、18.3→19.3という視点から見ると増えているのと、優先すべきは売り上げより利益なので、買いの候補としてはOKとします。

また、2018年3集では新たに20.3の業績予想が追加されていますが、19.3より数字が増えているのも大事なチェックポイントです。新しく出てきた期の業績が前期より下がっているとそれをマイナス材料として株が売られてしまう可能性が高まってしまいます。

好調な業績が中長期的に持続できそうか

これに関しては、上記2つのように定量分析(数値から判断)ではなく、定性分析(ビジネスの内容など質的な分析)から判断します。定性分析は見極めが難しいので、まずは四季報の文章記事(下記赤枠)の内容がポジティブで今後業績に貢献していきそうか、という視点で見ていくと良いと思います。

この記事で言うと、車載用基盤のタイでの需要の伸びや、営業所4か所の新設などがプラス材料として挙げられそうです。

2、PERが低い

PERが低い、とは簡単に言うと、「株価が割安である」ということです。

なぜPERが低いと良いかはPERを求める式からわかります。

PERは下記の式であらわすことができます。

PER(倍)= 株価(円) ÷ 一株益(円)

一株益とは文字通り一株あたりの利益なので、これが高ければ高いほどPERが低くなります。

例えば株価が100円の会社の一株益が1円であれば、100÷1でPERは100倍ですが、10円であれば100÷10でPERは10倍になります。

利益=稼ぐ力」が多いとPERは低くなる、つまり株価は割安であるということが言えます。

平均PERは業界によって異なります

日本株の一般的な平均PERは15倍と言われていますが、業界によって変わってきます。15倍が割安になる業界もあれば、平均PERが10倍を切る業界もあり、15倍が割高になる場合もあります。

業界別の平均PERは「モーニングスター」というサイトの「東証一部業種別データ」というページがあり、東証一部銘柄のみの平均になりますが、確認することができます。

キョウデンの四季報発売時のPERが10.4倍、この記事を書いている時は13.38倍、「電気機器」業界の平均が16.91倍なので、まだ平均より下回っていることがわかります。

株で儲ける際の原則は「安く買って、高く売る」これにつきます。その際にPERは株価が割安かを見極める大事な基準になります。

3、株価トレンドが良い

株価トレンドが良い、とは簡単に言うと、「チャート(過去の株価の方向性をあらわしたもの)の方向性がいい」ということです。

株価トレンドには大きく分けて3パターンあります。

・上昇トレンド

・下降トレンド

・レンジ相場(同じくらいの価格帯で推移していること)

この中で買うべきは一番上の「上昇トレンド」です。

上昇トレンドで買うべき理由は他のふたつのトレンドよりタイミングがわかりやすいからです。

下降トレンドは株価が下がっているので「そろそろ上がるだろう」と考え買ってしまいたくなりがちです。しかし、実際に株価の底を当てるのはプロの投資家でも難しいです。

また、レンジ相場もこの後上がるか下がるかを予想するのは大変です。加えて株価に大きな動きがないと、取引自体が少ないことも多く、持っている時間がもったいない、ということになりかねません。

対して上昇トレンドは上がっている波に乗っていけばいいので、他の2つよりはタイミングをつかみやすいです。特に上昇トレンドの押し目(調整で一時的に下がるタイミング)は買い時として最適と言えます。

上記はキョウデンの日足チャートになります。上昇トレンドの途中、赤丸の部分で一時的に株価が下がっています。そして、移動平均線で反発して再び上がっています。ここが上昇トレンドの押し目となり、絶好の買いタイミングといえるでしょう。

チャートの一番右が現在の株価ですが、今は上がりすぎているように見えるので、もし次に買う場合はまた押し目を待つのがセオリーでしょう。

もちろん上昇トレンドで買った瞬間ズルズル株価が下がる可能性もあります。そういう時はしっかりと損切りを行い、ほかの銘柄や次の上昇のチャンスを伺いましょう。

3つのポイントを確かめる方法は「会社四季報」

株を買うときの3つのポイント、

1.業績が良い
2.PERが低い
3.株価トレンドが良い

について説明してきました。

最後にこれらを確認する方法ですが、「会社四季報」でチェックするのが良いでしょう。

四季報には上場しているすべての日本株が載っていて、

  • 3月中旬
  • 6月中旬
  • 9月中旬
  • 12月中旬

年4回、最新の情報に更新して発売されます。

そこから先ほど取り上げた、業績PERを確認し、めぼしい銘柄を探しましょう。

株価トレンドに関しては、四季報に載っているチャートが月足のため細かい分析ができません。

従ってチャートだけはPCサイトでチェックするのが良いでしょう。

証券口座を開設すれば、どの証券会社のサイトにも見やすいチャートがあります。

流れとしては

①四季報で業績とPERを確認し、めぼしい銘柄をピックアップ

②ピックアップした銘柄からチャートのトレンドが良い銘柄を探す

という順番でよいでしょう。

まとめ

株式投資にはいろんな方法がありますが、株式投資を始めたばかりの方はまずはご紹介した方法で買ってみるのをおススメします。

慣れてくると銘柄選びも楽しくなってくると思います。これを習慣としていき、実りある株式投資を行えるようにしましょう!

 

僕の現在の保有銘柄、株式投資の収支はこちらからご覧になれます。

ABOUT ME
やすペン
やすペン
雑記ブログを運営しながら、資産運用を行っています。 株式投資:2017年3月から100万円でスタート。国内小型株投資メイン。 仮想通貨:2017年4月から。約20銘柄保有。 横浜DeNAベイスターズファン
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