先日、tech::expertというプログラミングスクールの「転職コース」を受講したいと思い、選考を受けてきました。
こちらのプログラミングスクールには「選考」というものがあり、合格しないと受講することができません。
結論から言うと、僕は選考に落ちてしまいました。
そんな僕のスペックはというと、
◎31歳、IT業界・業種(エンジニア)未経験(これまでの職歴はほぼ営業)
◎ここ1年半で3回転職
◎プログラミングはProgateを軽くやったことがある程度
自分で言うのもアレですが、条件としてはかなり厳しく、選考に落ちたのも納得の結果です。
年齢もそうですが、プログラミング経験のなさや1年半前に初めての転職先で適応障害になってしまい転職を繰り返してしまったのも査定に響いてしまったかもしれません。
本記事では僕と似たような境遇の人に少しでも参考になればと思い、選考の内容や、選考での質問、それに対する回答などを共有していきたいと思います。
目次
tech::expertの選考を受けた理由

そもそも僕がtech::expertの「転職コース」を受講した理由は
1.エンジニアになるためのスキルを学べて、転職の支援もある
2.30歳以上の受け入れも行っている
という2点の理由です。
1.エンジニアになるためのスキルを学べて、転職の支援もある
「プログラミングスクール」で検索をかけると、たくさんのスクールが出てきますが、金額やカリキュラム内容の違いだけでなく、転職支援があるところとないところがあります。
tech::expertには、「転職コース」というものがあり、カリキュラム終了後、専門のキャリアアドバイザーが転職が決定するまでサポートしてくれるコースがあり、転職に成功できなかった場合、受講料を全額返金してもらえます(※返金にはいくつか条件あり)
転職サポートだけでなく、一般的な求人媒体にない求人も紹介してもらえるというのは、ただでさえ条件の厳しい僕にとって、選択肢が増えるという点でも魅力的でした。
2.30歳以上の受け入れも行っている
プログラミングスクールには年齢制限を設けているところも多く、30歳以上は受講不可のスクールも結構あります。
tech::expertの「転職コース」は、選考が必要でかつ、30歳以上は「選考の基準が厳しくなる」との記載もありましたが、受け入れを行っていました。
まずは無料カウンセリングに行きました
カウンセリングでは直接スクールに行って、コース内容の大まかな説明を受け、スタッフの方が1対1でとても丁寧に対応していただきました。
カウンセリング後に選考の申し込みをその場ですることも可能で、僕はその場で申し込みをしました。
選考日を決め、その場で申し込みフォームに必要情報を入力しました。
申し込みフォームには名前や住所だけでなく、
・エンジニア志望理由
・どんな会社に転職したいか(すでに決まっていれば社名も)
・エンジニアになるとはじめは年収300~350万、残業は月40~60時間くらいになるが大丈夫か
などといった項目もあります。数問の選択問題もあるとどこかのサイトで見かけた気がしますが、僕の時はありませんでした。
それを入力したら後日オンラインで選考を受けます。選考はPCかスマホでのビデオ通話方式でした。

また、カウンセリング当日に申し込むと受講料が2万円値引きになります。
選考で聞かれた内容
選考では、
・現在の仕事内容
・エンジニア志望理由
・転職後、はじめは年収300~350万、残業は月40~60時間くらいになるが大丈夫か
といった共通の質問と思われる内容を聞かれました。
僕(年齢、経歴的に条件が厳しい人)ならではの質問内容としては、
・転職回数が多い理由
・SESも選択肢としてありか
といったことも聞かれました。
SESに関しては、僕なりに調べてあまり印象が良くなかったので、そのことを率直に面接官に伝えたところ、
「SESは成長速度が速いので、それを理由に希望する人もいる」
とのことでした。
自分自身あまり選べる立場でもないので、最終的には選択肢としてありと答えました。
選考で質問した内容
主に3つ質問をしました。
Q1.転職先での最初の仕事内容はどんなパターンが多いか
A.まずは運用、保守から入ることが多く、慣れてきたら徐々にコード書かせてもらうようになるパターンが多い
Q2.スクールでのカリキュラムを終えて転職後、独り立ちできるのに大体どれくらいかかるものなのか
A.個人差はもちろんあるが、早い人は1年くらい
Q3.20代と30代では就職の難易度はどのくらい変わるか。数値的なデータはあるか
A.もちろん年齢は上がるほど条件は厳しくなる。数値的なものはないが、エンジニアの転職市場として、まず20代前半と後半で一つ難易度の壁がある。さらに31歳と32歳の間にももう一つ壁がある印象
結果は落選
選考は20分くらいで終了し、翌日登録したLINE@から早速結果が届きました。
記載の通り結果は落選で、その連絡と一緒に選考の評価点グラフも送られてきました。

やはり、職務経歴と年齢が、落選の大きな要因になってしまったようです。
「企業希望群」の項目が5点になっているのは、SESも選択肢としてあり、と答えたからでしょうか。笑
全体的に見ると、スペック以外の項目は点が比較的高いため、「20代で、職歴も目立って悪いところがない」人であれば選考は問題なく通過すると思われます。
誰でも受講できるフリーランスコースも勧められましたが見送りました。

落選の通知と一緒に、無条件で受講できる「フリーランスコース」のご案内も来ましたが、こちらは見送りました。
理由としてはやはり「転職サポートがないこと」でした。
もし選考を通過し、転職した後は将来的にはフリーランスもいいなと考えていました。
ただ、まずは転職して経験を積みたいと思っていたので、サポートがない中で「転職コース」と同じ受講料を払うと考えたときに今回は見送ることにしました。
※「転職コース」と「フリーランスコース」は受講カリキュラムと料金は一緒で、「フリーランスコース」は就職支援がないかわりにフリーランスに必要な準備(案件獲得、セルフマネジメント、コミュニティ支援など)をしてくれるようです。
・転職せずに直接フリーランスになりたい
・転職支援がなくても、tech::expertのカリキュラムで学んで転職活動をしたい
といった方は、仮に選考に落ちてしまっても「フリーランスコース」の受講を検討してみてもいいかもしれません。
選考を終えての感想

tech::expertのHPには
世の中にはただ学習コンテンツを提供するだけの教育や、求人を紹介するだけの転職エージェントが多いです。そうしたサービスはあなたを大勢のうちの1顧客としか見ていません。私達は皆さん一人ひとりにかけがえのない人生があり、TECH::EXPERTを選ぶということがいかに重要な選択であるかを知っています。だからこそ「あなた」の人生、あなたの成功に向き合いコミットします。
といった記載があります。
今回選考に落ちてしまったのは自業自得なところもありますが、とても残念でした。
しかし、とりあえず受講料が取れればいいという考えではなく、しっかりと僕という人間の今後考えてもらった結果でもあるのかなという風にも思いました。
実際、無料カウンセリングや選考で対応いただいた方も、真剣に僕の話に耳を傾けてくれました。
プログラミングスクール検討されている方は、まずは無料カウンセリングだけでも行ってみてはいかがでしょうか。